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2015年10月19日

最近のエスパルスについて考えたこと

ここ数年のエスパルスを見てて、「私の知ってるエスパルスじゃない」と思うことが多々ありました。

1 フェアプレーのエスパルスでなくなったこと

エスパルスと言えば、伊東輝悦が中盤の選手でありながらイエローカードを「もらわない男」だったり、チームとしてフェアプレー賞を何度も受賞したりと、「フェアプレーのエスパルス」だったはずなのに、このところ当たり前のように毎試合複数のイエローカードをもらったり、退場者を出したり。「カードをもらうのは下手な選手」だと思っていた私としては、少なからずショックが続いていました。もちろん、「退場者を2名出しても逆転勝ち」には感動しましたが、そうそうできることではないわけで……。

2 全員プレー(得点)のエスパルスでなくなったこと

1試合に9得点しても、ハットトリックをした選手はいない、そんな試合が以前、ありました。また、昔、NHKBSでエスパルスをモデルにした「ゴール」というアニメが作られたときは、最終回、ヴェルディとの優勝決定試合で、ヴェルディは主人公のライバルがハットトリックしたのに対し、エスパルスは主人公を含む4選手が1得点ずつして4対3で勝利、という筋書きでした。現実でもアニメでも、「エスパルスは全員がヒーロー」だったはずなのに、いつの間にか「点を取るのはFW」という意識になってしまってきたような気がしていました。昔のエスパルス森岡青山といったDFも得点していたのに、最近のDF陣は全然得点してないことを寂しく思っていました。

3 高決定率のエスパルスでなくなったこと

99年にステージ優勝したときは、「最少シュート数」での優勝、すなわち、シュートの決定率がかなり高かったのに、最近ではかなりの数のシュートを放っても得点できない、相手チームより多くのシュートを放ちながら勝てないことが多かったように思います。ちゃんと枠に向かうシュートが打てないというのは、技術が劣っているということなのでしょうか。

4 粘りのエスパルスでなくなったこと

以前はシュートのこぼれ球を拾っての二次攻撃三次攻撃があってゴール前でゴチャゴチャしながらシュートを押しこむ、というシーンがよく見られたように思います。あるいは、市川の右からのクロスがそれてしまっても、左でそれをアレックスが拾って入れ直す、というようなこともあったように記憶しており、そんなシーンが私は大好きでした。最近は1本のクロスがずれたらそれでおしまい、1本シュート打って外れたりGKに阻まれたりしたらそれでおしまい、という感じで、攻撃が淡白な印象を受けていました。

5 サポーターに「熱さ」がなくなったこと

まだヴェルディがJ1にいたころ、3月末に東京スタジアム(当時)に大雪の中で試合をしたことがありました。私は少し遅れてスタジアムに到着したのですが、ヴェルディのサポーターが屋根の下に集まって応援しているのに対し、エスパルスのサポーターが雪をもろともせず熱く応援しているのを見た瞬間に「今日は勝った」と思い、実際圧勝でした。最近のエスパルスサポーターの応援は冷めているというかおとなしいというか、まるで倦怠期の夫婦のようだと感じていました。特にここ数試合、何としても降格させないという気持ちが、私を含めてサポーター全員にあったのか、疑問に感じています……

J2降格という現実に直面し、1年での昇格を成功させるのにはどうしたらいいのか、「エスパルスファミリー」全員が一人一人真剣に考え、実行していかなければならないでしょう。ヴェルディやジュビロになってはなりません。レイソルやサンフレッチェ、レッズ、ガンバに出来たことが、エスパルスに不可能なはずはありません。

来年の今頃は嬉し涙を流していることを信じて。

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コメント

1.フェアプレー

伊東輝悦はイエローカードを「もらわない男」でしたねぇ。
また、斉藤俊秀のファールをせずにボールを奪う技術も印象に残っています。

以前は割と失点が少ない(得点もあまり多くなかったような・・・)チームだったと思うのですが、最近は失点が多くなりましたね。
失点が多くなって守備では気持ちの余裕を失って、無理をして、ファールをしてしまうように思います。
ファールをせずにボールを奪う技術、そして組織的で連動したディフェンスができると良いんですが。

投稿: ねまきねこ | 2015年10月21日 18時26分

2.全員プレー(得点)

以前は、本当に色々な選手が得点していましたね。
最近は守備に忙しくてDFが相手ゴール前に攻め込む余裕が無いかも知れません。
最終ラインを高く保とうとする場面は多いのですがねぇ。
MFももっと攻め込んでも良いように思います。

でも、中盤や相手ゴールに近いところでボールを奪われてカウンター攻撃で失点する場面も多いので、カウンターの対応を考えると最終ラインを高く保つのはリスクがあるかも知れません。(カウンターを喰らわなければ良いんですが)
やっぱりDF・MF・FW全体での守備が安定しないと、攻撃に人数を掛けられないということでしょうか・・・。

投稿: | 2015年10月21日 18時38分

3.高決定率

あれ?昔(長谷川健太が現役の頃?)は枠に入らないシュートが多かったような記憶があるのですが・・・。シュートが多い割にゴールに入らなかったような。

今シーズンは確かに決定率が悪いですね。
2ndステージ 第12節なんてシュート数は広島11・清水10で1本差なのに得点は(CKからの失点もありますが)広島5-1清水と差がつきました。
相手の守備を崩し切れないのか、フィニッシュの精度が悪いのか・・・。

投稿: ねまきねこ | 2015年10月21日 18時39分

4.粘りのエスパルス

以前は、こぼれ球を拾っての二次攻撃三次攻撃というのは多かったですね。
1999年頃は市川が右からドリブルしてアーリークロス、左ではアレックスが高速ドリブルでゴール前に攻め込んでいくというシーンが何度も見られて、あれは見応えがありました。
最近は確かに攻撃が淡泊で厚みが無くなった感じです。

投稿: ねまきねこ | 2015年10月21日 18時41分

5.サポーターに「熱さ」がなくなった

今年は「何としても降格させないという気持ち」は難しいかな、と思います。
1stステージ第6節以降の年間順位は16位以下の降格圏から抜け出せず、なおかつ得点(決定力)が少なく失点が多い点が改善できない状況が続いていたので、早い時期に降格を覚悟してしまった、という気がします。
私自身、早い時期に降格を意識してしまいました。
2ndステージは第5節に勝ったきり勝利がありませんので、(もちろん勝って欲しいのですが)勝ちを心から信ずることが難しかったように思います。

また、私の場合、実は数年前にリストラされて、それ以来再就職・転職を繰り返しています。収入が不安定、なおかつ高齢者(両親)を抱えている事もあって、今年は思うようにアイスタにも行けませんでした。テレビ、ラジオ、インターネットでの応援が多くなってしまいました。サポーターとしてチームの力になれなかったな、と思います。できる範囲で応援していくしかないな、とは思っていますが。

今シーズンはイライラしている人が多かったようです。
不安だったのでしょうね。左伴 社長、原 強化部長、田坂 監督を責める声も上がっていました。
確かに株式会社清水エスパルスの経営(業務執行)、チーム強化・選手の獲得、練習・戦術・試合采配等(でいいのかな)という役割での責任はありますが、サポーターがイライラをぶつけても問題は解決しないですね・・・。
マイナスの方向にサポータの「熱さ」が向かっていたように思います。

投稿: ねまきねこ | 2015年10月21日 19時05分

原強化部長が今季限りで退任という報道が出ました。

<J1清水>原強化部長退任へ J2降格で
http://www.at-s.com/sports/article/shizuoka/spulse/topics/163590.html

Jリーグクラブでの強化部の仕事については下記の様なところでしょうか。
(下記は湘南ベルマーレの例ですが大きな違いは無いと思います)
◆Jリーグクラブのチームビルディング-強化部長の手腕とは?
http://www.terrademy.com/?p=188

エスパルスの強化部としてどのような計画を立てていたのかわかりませんが、強化部長は目標到達・計画達成はできていない責任を取る立場、ということになるんでしょうね。

問題は、ここからどうしていくかですが。

投稿: ねまきねこ | 2015年10月22日 07時40分

いちサポーターとしてはエスパルスを愛する気持ちはあるものの、どうしたらよいかわからない、という感じですshock 思いつくままに記事を書いてしまいましたが、もちろんこれからもエスパルスを応援し続けますし、エスパルスは永遠に不滅だと信じています。

投稿: くるみ | 2015年10月22日 09時38分

落ちたら、また上がれば良いと思います。
というほど簡単では無いのでしょうけれど。

エスパルスが30年、40年、・・・100年、200年、・・・と続いていく上ではJ2に降格することもあるだろうと思います。
そこからどうやってJ1に上がっていくか見守って応援していきましょう。

投稿: ねまきねこ | 2015年10月22日 13時20分

そうですね、ハリルホジッチ監督の評伝を訳しているときの調べ物で、パリサンジェルマンのような名門チームでも苦しい時期はあったんだと知りました。エスパルスが真のサッカー王国となっていくために、一緒に試練を乗り越えていけるような応援をしたいと思います。

投稿: くるみ | 2015年10月22日 15時45分

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