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2015年10月13日

一億総活躍担当大臣

第三次安倍改造内閣の目玉(?)「一億総活躍担当大臣」、首相官邸ホームページの英語版によると、

Minister in Charge of Promoting Dynamic Engagement of All Citizens

だそうです。

ではフランス語ではなんというか。首相官邸ホームページにはフランス語版がないのでアレコレ調べてみたところ、La France au Japon閣僚名簿のフランス語訳が載っていました。

Ministre chargé de la Promotion de l’épanouissement de tous les citoyens

活躍」は英語ではEngagement 、フランス語ではépanouissementとなっています。

Engagementを辞書でひくと「契約」とか「雇用」とか「婚約」とか「債務」とか……

一方、épanouissementは「開花」とか「成熟」とか。

う~む、英訳とフランス語訳ではかなり意味合いが違いそうsign02

ところで、安倍総理の「一億総活躍」という考えに対して、「寝たきりの人はどう活躍するのか?」と質問した人がいたとかいないとか。

その話を聞いて思いだしたことがありまして。

十数年前、祖母が寝たきりだった頃、お正月に帰省して来た当時1歳にも満たない姪が、ほとんど動けない祖母(姪からみれば曽祖母)に、優しくご飯をあげようとするような仕草をしたことがあったのです。

「こんなに小さくても自分より弱い者を助けようとするんだね~」と、家族一同感動したのでした。

そんなこと、当の姪は覚えていないだろうし、周りの贔屓目で姪の行動が感動的に映っただけかもしれません。

しかし、「寝たきりの人」が目の前にいたからこそ幼児が無意識に助けるような行動をしたことは事実であり、それを見た大人たちが感動したというのも事実です。

寝たきりの人」を山奥の老人ホームに押しこみ、職業として介護する人たちのみに取り囲まれるようにしていたのでは、こんなことは起こらなかったでしょう。

数日前、17歳の少年が車いすの老女からバッグをひったくったという事件がありましたが、彼は生まれてから今まで、「寝たきりの人」とか「身体の不自由な人」に会ったことがなかったのではないでしょうか。

だから平気で「自分より弱い者から遊ぶための金を奪う」なんてことができたように思います。

寝たきりの人」が「活躍」できる社会、それこそが「成熟した社会」であると信じます。

私に言わせれば、「活躍」とは、労働して所得税を払うことではなく、「誰かの心に感動を届けられること」ではないでしょうか。

それは寝たきりの人でもできることであり、できるようにさせてあげなければならないと思うのです。

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